日本財団 図書館


ナ操舵不適切76隻(13.2%)となっており、これら2つで衝突海難全体の8割を占めている。

(2)機関故障
機関故障の原因については、整備不良313隻(63.5%)が最も多く、機関取扱不注意44隻(7.9%)等を加えた機関取扱不良が4016隻となっている。
また、機関故障海難を、故障別にみると燃料系176隻(31.5%)が最も多く、次いで起動系104隻(18.6%)、冷却水系98隻(17.6%)となっている。

(3)乗揚げ
乗揚げの原因については、船位不確認100隻(23.9%)が最も多く、見張り不十分69隻(16.5%)、水路調査不十分67隻(16.0%)、操舵不適切53隻(12.7%)となっており、これらの合計で乗揚げ全体の約7割を占めている。

(4)転覆
転覆の原因については、気象・海象不注意184隻(48.8%)が最も多く、次いで操舵不適切90隻(23.9%)となっている。